出羽三山の山伏が語る!知られざる山伏の秘密 – つるおか観光ナビ
山を神様や仏様に見立てているからで、修験道も日本古来の山岳信仰に神道や仏教、道教、陰陽道などが混じりあって確立された信仰の形態です。
山伏は、山にある神が宿るとする木や岩などの自然物を拝みながら山中をかけめぐり、厳しい修行に挑むことで自らの力を高め、人間の潜在的な能力を引き出す存在です。
山岳信仰の山には天狗がつきものです。
天狗とは木々の間を飛び交い、力を自在に操るといった山伏の想いを擬人化した存在で、山伏の理想や象徴のようなものだといえるでしょうね。
修行の時は肉や魚といったものを断った菜食の精進料理で、一汁一菜の質素な食事です。
山伏の服装が白装束である理由は、そもそも生まれてきた赤ちゃんの産着は白ですし、死ぬときも白装束です。白には清められ、穢れの無い意味があり、生まれ変わりの装束です。
山伏が持つほら貝は、もともとは合図として使われていました。
例えば、山伏たちは山の中でバラバラに生活していますから、集まるとき、危険が迫っているときなど、それぞれ吹き方を変えて合図を送るなど、連絡手段として使っていました。
それが時代を経て、お祓いであったり、魔よけに使われたりするようになっています。
法螺貝の役割
インド
釈尊が霊鷲山で法華経を説いた際に、人を集める合図として使用された
日本
真言宗や天台宗の法会や東大寺のお水取り(修二会)で儀礼の一つとして吹奏される
山岳修行
野獣を追い払うとともに魔を退けるため、山中で吹かれる
法螺貝の音色は「獅子吼(ししく)」に喩えられ、仏様の教えを意味すると言われています。
霊山って言うよね。
霊力を手に入れるために山伏は厳しく修行をした。
法螺貝は、仏の耳。